小さいころからの「夢」をかなえる
就職は大手ハウスメーカーに決まりました。
小さいころから家具のショウルームや住宅展示場に行くのが大好きで、よく親にねだって連れて行ってもらいました。そのころから将来は住宅に関わる仕事がしたいという思いはずっと持ち続けていました。何もないところから住宅という大きなものをつくるのは、夢のある仕事だなあと思って。
私が配属されるのは営業部です。自分から志願しました。基本的に人と会話をすることが大好きだったので、きっと楽しく仕事できるって思いました。でも理由はそれだけじゃないです。営業職というと展示場でお客様にお話しをするだけだと思ってましたけど、会社説明会で、営業職は、出会いからご契約まで、約半年以上の間ずっと一家族に寄り添う仕事だと知りました。
これから長く住むことになる大切な家を、お客様と信頼関係を築いてプランを詰め、一緒につくりあげていく。そのすべてが経験できる営業職にやりがいがあると感じるようになったのは、私が明星のデザイン学部で学んできたからだと思います。
プレゼンテーション力に自信アリ!
いざ大学を受けるとなると、やっぱり不安がありました。もし専門的な学科に入って授業を受けてみて違うってなっちゃったらどうしようと考えちゃって。それで、幅広く社会にいかせるデザインが学べると紹介されていた明星デザインを受験することにしました。
入学後はもちろん、インテリアコースを選択しました。正直、明星デザインの課題はどれもちょっと大変なんですけど、インテリアコースの科目の課題は、どんなに重めでもちっとも苦になりませんでした。それで入学前の不安な気持ちは、やっぱり私は住宅の仕事が好きっていう確信に変わりました。イメージ図を描いたり模型をつくったり、自分の頭のなかのものがどんどん形になることにワクワクしました。
でも、明星デザインでは、もっと大きなことが学べました。あるとき、大学全体で、それぞれの学部の学生が、自分たちの活動をプレゼンテーションするのを見る機会がありました。どの学部も、選抜されてきた人たちだけあって、内容は良いし一生懸命説明している。でも、プレゼンテーションという意味では、明星デザインが、ダントツでわかりやすい。その違いにびっくりしました。パワーポイントのレイアウトもすっきり整理されているし、話す順番も考えられていて、メッセージがシンプル。そのときはじめて、私たちの学んでいることの価値の高さを実感しました。
広い視野で将来を考えられる明星デザイン
私は入学前は、住宅に興味があったけど、それを仕事にできるのか、自分に適性があるのかが不安でした。でも入学後の4年間で、逆にどんどん視野が広がりました。もっと幅広い見方で、住環境について提案していきたいと思うようになったんです。
明星デザインでは、問題の抽出からアプローチ、対策や問題を解決するような企画力、さらにはそれを伝える力まで、総合的に学びます。これは私がこれから就く仕事でも、そのまんまいかせる力だと思います。お客様の家族構成、人生設計まで考慮して間取りをご提案し、現地にも足を運んで、要望をかなえていくのは、企画表現で学んだことそのものです。
だから「安心して入学してきな!」って、今は、高校生だった自分に言ってあげたいです。