明星デザインの「学び」のコンセプト

「企画」×「表現」の学び

「社会とつながるデザイン」の力を身につけるために、「企画」と「表現」につながる以下のプロセスを、すべての授業で繰り返し学びます。

問題の解決や新しい価値を創造するための「企画」を立てる力として
分析力:見たり・聞いたり・調べたりして得たさまざまな情報から「筋道を立てて世界を捉える力」
発想力:問題を解決するための「独創的なアイデアを生み出す力」
構想力:課題を設定し解決の道筋をつくるための「アイデアを具体的なプランにする力」

他者と協働し共有するための「表現」する力として
コミュニケーション力:お互いに違う視点を与え合いながら「人と協力してものごとを進めていく力」
美的実現力:言葉だけでなく説得力のある「モノをつくる思考力と技術力」
プレゼンテーション力:わかりやすく他者へ伝えるための「情報を適切な形で相手に示す力」

以上の力を、それぞれの授業課題をとおして意識的に学び、総合的に活用することによって、実社会で必要なデザインの力を身につけられるようカリキュラムへ展開しています。

明星デザインのカリキュラム

ステップアップと領域横断

明星デザインのカリキュラムは、「企画」と「表現」の考え方に基づき、「企画表現演習科目」を基幹科目と位置づけ、「理論科目」「技術実習科目」「専門演習科目」によって、入学初年度から専門領域を段階的かつ横断的に学ぶことができるように設計されています。

また多くの科目では、アクティブ・ラーニングなどの実践的かつ能動的な学びによって、自ら課題や問題を発見し、それを解決する方策を探究できる機会を用意し、そうしたプロセスをさまざまなテーマのもとで繰り返すことで、実社会で必要とされる「企画力」と「表現力」を身につけていきます。実践の場での可能性を広げ、表現方法に関しての造詣を強みとするために、1年次からデザインの知識や技能を段階的に学んでいきます。

また、産学公連携によるプロジェクトなど、地域・社会と直接関わる機会を設け、より実際的な学びを促進するとともに、実社会への興味や関心を高め、自分と社会とのつながりや役割について考えます。

カリキュラムイメージ
4年次 4年間の学びの集大成として卒業研究に取り組みます。自身の動機や社会への問題意識などから課題をつくる方法を学び、独自のデザインを企画提案します。
3年次 これまで培ってきた専門的なスキルを統合し、社会テーマ(問題・課題)に取り組むための実践力を磨きます。また、卒業研究に向けた個人研究テーマの端緒をひらきます。
2年次 デザインに必要な問題の発見から解決に至るまでのプロセス手法を学びます。また、さまざまなデザインの専門領域を学び、「企画」と「表現」のための応用力を身につけます。
1年次 「社会とつながるデザイン」の考え方を学び、デザインの本質的な役割や機能を理解します。「企画」と「表現」に必要な理論と技術の基礎を学び、デザインリテラシーを身につけます。
企画表現演習科目 カリキュラムの中心となる「企画表現演習科目」では、問題や課題を発見し解決するためのデザイン手法を段階的に学びます。「社会とつながるデザイン」を具現化する姿勢と実践力を身につけます。
理論科目 社会で活用するためのデザインを理論的に学びます。歴史や文化、技術やメディア、生活やビジネスなどとの結びつきから、デザインの本質を捉える力を身につけます。
技術実習科目 デザインに必要な「企画×表現」を実践する上で必要な表現の基礎を一つひとつ丁寧に学びます。表現の方法や技術の基本を、実習をとおして身につけます。
専門演習科目 幅広い専門分野から科目を選択し、知識・技術・方法について実践的・横断的に学びます。専門分野を探求すると共に、領域を越えて必要となる汎用的な力を身につけます。
キャリア科目 さまざまなジャンルの講師を迎え、社会とつながるデザインの現場を学びます。また、卒業後の進路選択に備え、自分の将来ビジョンとキャリアデザインを考えます。
卒業研究 自分が興味のあるテーマについて、調査や分析などを通して企画提案を行います。4年間で培った「企画×表現」のデザイン力を発揮します。
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