2024.3.2 sat
10:00–18:00

自分たちの目的地を探る「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」。
個性的な30市町村があり約420万人が暮らす「多摩エリア」。デザイナー、経営者、商店主、会社員、公務員、教員、学生など、この地域に住み、働き、学び、遊び、活動する仲間がつながり共に考え、できることを持ち寄る。
地域をリサーチして、課題を明確にして、資源を活用して、魅力を引き出して、アイデアを出し合い、価値を創造して、デザインの力を活かしたプロジェクトを増やしていく。

2023年度のテーマは、
「映画と地域」

映画が好きな人は多いけど「映画と地域」の関係を意識している人はいるのでしょうか。

映画と地域の文化やコミュニティがつながったら面白いことになりそう。まちの映画館、まちの映画祭、まちのロケ地、大学の映画研究会など映画と地域は、どんなふうにつながっていく可能性があるのか。その時デザインの力はどう活かせるのか。

「映画と地域」をテーマに、多様な立場の人たちと、前向きに話し合い、考え、交流して、映画を通じて、地域の魅力を探ります。

今年のデザインセッション多摩2023は、リアル開催で2部構成。

1部の「トークセッション」では、映画の研究者、教育者、監督といっしょに、「映画と地域」の関係性、可能性について話し合います。

2部の「ワークセッション」では、地域で活動する人がリーダーとなり、市民、行政、NPO、企業、教員、学生、デザイナーなどが「地域の映画」の企画発表をもとに、話し合います。

目的

  • 映画と地域の関係を考える
  • 地域に映画のネットワークをつくる
  • 地域に映画を活かした活動を増やす

こんな人に参加してほしい

  • 地域を良くするために活動したい人
  • 地域で映画に関する活動をしたい人
  • 地域にデザインの力を活かしたい人

イベント概要

1部:トークセッション 2部:ワークセッション
開催日 2024年3月2日(土)
時 間 10:00~12:30 13:30~18:00
会 場 明星大学 日野キャンパス 〒191-8506 東京都日野市程久保2-1-1
定 員 200名 100名
参加費 無料
申込方法 下記ウェブサイトからお申し込みください。 1部、2部ともに申込先着順です。※定員になり次第締め切ります。
お問合せ 042-591-5230(デザイン学部支援センター) koukai@design.meisei-u.ac.jp

スケジュール

1 トーク
セッション
10:00~12:30

会場:26号館103教室

10:00〜10:10(10分)
はじめに
10:10–10:40(30分)
講演①「映画の歴史と地域の関係」 奥村 賢
10:40–11:10(30分)
講演②「映画製作の方法と地域」 高山 隆一
11:10–11:40(30分)
講演③「地域で映画をつくる」 三好 大輔
11:40–11:50(10分)
休憩
11:50–12:30(40分)
クロストーク
12:30~13:30(60分)
昼休憩
2 ワーク
セッション
13:30~18:00

プレゼン 会場:26号館103教室

13:30–13:40(10分)
はじめに
13:40–14:25(45分)
プレゼン1(発表5チーム)
14:25–14:35 (10分)
休憩
14:35–15:20(45分)
プレゼン2(発表4チーム)
15:20–15:30(15分)
コメント
15:35–15:50(15分)
休憩 32号館へ移動

ワールドカフェ 会場:32号館203・204・205教室

15:50–16:00(10分)
説明
16:00–16:25(25分)
ラウンド1
16:25–16:30(5分)
テーブル移動
16:30–16:55(25分)
ラウンド2
16:55–17:00(5分)
テーブル移動
17:00–17:25(25分)
ラウンド3
17:25–17:30(5分)
休憩
17:30–18:00(30分)
まとめ(リーダーからの報告、コメントなど)

トークセッション・パネラー

三好 大輔

三好 大輔みよし だいすけ

映画監督

1972年生まれ。1995年日本大学芸術学部卒。映像制作会社、広告会社を経て独立。癌を患う友人を追った記録がNHKのETV特集「オレを覚えていてほしい」で評判となる。2008年より東京藝術大学デザイン科講師。8mmフィルムによる「地域映画」づくりをはじめ全国に活動を広げる。震災後信州に移住。2015年株式会社アルプスピクチャーズ設立。『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』共同監督。松本の地域映画『まつもと日和』監督。映画を中心に映像制作を行う。松本在住。
https://alps-pictures.jp

高山 隆一

高山 隆一たかやま りゅういち

東京工芸大学 芸術学部映像学科 教授

日本大学芸術学部映画学科、同大学院芸術学研究科卒。大学、大学院生時代は映画史、映画理論を専攻。東京工芸大学、同大学院では主に映画制作の指導を担当。他に映画史、作品鑑賞の講義も担当。東京工芸大学着任より自主制作を開始。
フィルモグラフィー
2009年『来夏』/2010年『オフィーリア』/2012年『Blue Moon』/2013年『Departure』/2014年『Rouge』/2015年『暮れていく』/2016年『明るい部屋』/2017年『NITRATE(ナイトレート)』/2021年『いってきます』

奥村 賢

奥村 賢おくむら まさる

映画研究者、明星大学 デザイン学部 教授

早稲田大学大学院文学研究科芸術学(映画学専攻)後期課程満期退学。早稲田大学、日本大学、明治大学、武蔵野美術大学、東京工芸大学などで映像関係の授業を担当するかたわら、川崎市市市民ミュージアム映画部門に研究員として勤務。2018年度から明星大学デザイン学部で教鞭を執る。編著書に『ドイツ・ニューシネマを読む』(フィルムアート社、1992)『世界映画大事典』(日本図書センター、2008)『映画と戦争—撮る欲望/見る欲望 』(森話社、2009)など。

ワークセッション 地域リーダー

奥多摩町
企画している映画のタイトル: 『日本画家、川合玉堂が残した写生帖(仮)』
鋤柄 大気

鋤柄 大気すきがら たいき

美術家、編集者

2015年に奥多摩町にアトリエを構え、2016年に移住。奥多摩町立せせらぎの里美術館ディレクター、株式会社西の風新聞社編集長。著者に「クリエイティブを旅する-東京最西端物語-」。奥多摩を拠点に活動する仲間と、楽しく映画を作りたいと思います。

日野市
企画している映画のタイトル: 『雷鳴(仮)』
清水 直

清水 直しみず なお

日野のおじさん

私の日野市の居住歴は8年程度で、生活圏内で活動している人達のお手伝いをしているうちに、自分でもいくつかのコミュニティを運営するようになりました。
日頃あまり自治体の区切りを意識せずに、気軽に足が届く範囲で活動をしていますが、今回は「日野市」という枠が設けられているので、映画のストーリーも自治体と生活圏の境界と、「らしさ」の在り処に向かったものになりそうです。
https://www.facebook.com/kyoten107

多摩市
企画している映画のタイトル: ニュータウントーキョー(仮)』
横溝 惇

横溝 惇よこみぞ あつし

建築家

1983年埼玉県生まれの建築家。 2017年よりスタジオメガネ主宰。多摩ニュータウンのど真ん中にある落合団地商店街にて活動を始め、STOAとしてマチの中にある建築設計事務所のあり方を思考し、プラクティスを続けている。また、文化芸術活動を通して多摩ニュータウンのまちづくりを行なっている一社ニューマチヅクリシャの理事。東海大学建築学科非常勤講師、府中市土地利用景観調整審査会、文化芸術振興計画有識者会議委員など。
映画に対する一言:建築とは違った表現の方法を考えたいです。
https://www.sm-o-o.com

国分寺市
企画している映画のタイトル: 『Repairman(仮)』
佐久間 崇

佐久間 崇さくま たかし

Saku Inc.代表取締役、クリエイティブディレクター

国分寺で48年間を過ごしてきた僕にとって、この街の景色はありふれたものだ。
そして実際、国分寺はありふれた街だとも思う。ただ、変わり映えのしないこの街の日常が、映画をみた後に、特別なものに思えてくる。愛おしいな、なんて思っちゃったりする。できればそんな映画をつくりたいと思う。
ただ、現時点ではほとんど何も決まっていない。どうなることやら...。
https://takashi-sakuma.mystrikingly.com

小平市
企画している映画のタイトル: 『スズキ』
林 雅一

林 雅一はやし まさかず

会社員

五日市、福生、三鷹、現在小平とにしがわで30年近く暮らす会社員。そんな大好きで愛着のあるにしがわで これからをどう働き、どう暮らしていく事が出来るのかをもやもやといろいろ考えている悩む人。noteで「のしてん、こだいら。」を友人たちと運営。こだいらの日常を独自の視点で発信しています。そして、たまにうどんを打ち、たまに駄菓子屋さんをします。心の些細な動きが映像として表されている映画が好き。
https://note.com/noshiten

東大和市
企画している映画のタイトル: 『悪霊退散(物理)』
獅電(原島 祥太)

獅電(原島 祥太)SHIDEN

ローカルヒーロー

我が名は獅電。東大和市多摩湖の畔で日々鍛錬に勤しみながら人々を脅かす悪霊悪鬼を払い、現世と幽世の均衡を保っている。最近は人里に現れすぎたために“赤だるま”と子ども達に追いかけまわされることが多く、本来の役目が知られることは殆どない。そこで今回は映画を作ると聞き及んだため、俺が俺の役目を全うする中で遭遇した奇妙で少し切ない、東大和での思い出を映像という形で御覧に入れようと思う。是非とも、童心に帰って楽しんでくれ。
https://twitter.com/siden_thunder

西東京市
企画している映画のタイトル: 『空の塔と西東京』
中村 晋也

中村 晋也なかむら しんや

駄菓子屋(グラフィックデザイナー)

西東京市在住。映像制作会社、印刷会社勤務ののち、先輩と2人でデザイン会社を起業。東日本大震災をきっかけに、住居のある西東京市内に駄菓子屋併設型のデザイン事務所ヤギサワベースを設立。それ以降、地域のデザイン仕事やイベント企画等に携わる。2020年、西東京市・株式会社アスタ・株式会社エフエム西東京のコンソーシアムプロジェクトである、西東京市情報発展プロジェクトの企画立案に参加。アンテナショップ等の立ち上げにかかわり、2022年(株)エフエム西東京の取締役に就任。
普段はデザイン仕事のほかに駄菓子屋さんを週5日営業しています。また、地域情報紙としてフリーペーパー「842PRESS」を年4回発行しています。
映画製作は高校の頃に同好会を作るほど憧れていました。自分の中の邦画らしい邦画をイメージして、地域の若者と一緒に制作をしていきたいと思います。
https://yagisawabase.com https://842fm.com

武蔵野市
企画している映画のタイトル: 『お父さんの挑戦(仮)』
上澤 進介

上澤 進介うえさわ しんすけ

デザイナー

武蔵野市在住、二児の父。建築設計事務所、広告制作会社を経てWeb制作会社を起業。子育てのために武蔵野市へ転居。会社も武蔵野市に移転して職住近接を実現。地域活動に関心をもち2019年から友人と「Meetむさしの」という武蔵野市を中心とした地域で活躍する人や団体の思いを伝える地域メディアを運営。
映画はまったくの素人でわからないことだらけですが、地域は人から出来ているという思いとともに何かを伝えられるものが出来たらいいなと思います。
https://twitter.com/kk_mamenari

調布市
企画している映画のタイトル: 『奥深大寺(仮)』
薩川 良弥

薩川 良弥さつかわ りょうや

ビデオグラファー、合同会社パッチワークス代表社員

日常の魅力を残したり、日常の価値を伝えたくて動画をつくるようになりました。
vlogの様に普段の様子の記録から、作品性を高めたものまで、幅広く製作しています。
今回は、とある地域の魅力を伝えられる作品にできればと考えています。
https://www.instagram.com/ryoya_satsukawa

企画進行

萩原 修

萩原 修はぎわら しゅう

プロジェクトデザイナー
明星大学 デザイン学部 教授

国分寺、国立あたりで育つ。武蔵野美術大学卒業。大日本印刷、リビングデザインセンターOZONEを経て、2004年独立。日用品、店、住宅、展覧会、書籍などを企画・プロデュース。つくし文具店、国分寺さんちなどプロジェクトを立上げ育てる。著書に『9坪の家』『コドモのどうぐばこ』『デザインスタンス』など。デザインと映画と地域の関係が気になっています。

河野 奈保子

河野 奈保子こうの なおこ

プロジェクトデザイナー
武蔵野美術大学 非常勤講師

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。在学中からNPO等市民活動や生涯学習領域に関心をもち、同大学研究室退任後、市民活動支援センター、greenz.jp等で生涯学習講座の立ち上げ・運営を行う。現在はNPO法人soar事務局、武蔵野美術大学の非常勤講師として活動しながら、コミュニケーションデザインを中心に日々学び続けている。