デザインセッション多摩2022(DeSTデスト) デザインセッション多摩20222023.3.4 sat 10:00–19:00

主催明星大学デザイン学部
デザインセッション多摩2022(DeSTデスト)みどりのオープンキャンパス

自分たちの目的地を探る「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」。地域をリサーチして、課題を明確にして、資源を活用して、魅力を引き出して、アイデアを出し合い、価値を創造して、自分たちが目指す目的地に近づいていく。個性的な30市町村があり約420万人が暮らす東京西側に位置する「多摩エリア」。デザイナーをはじめ、経営者、商店主、会社員、公務員、教員、学生など、この地域に住み、働き、学び、遊び、活動する仲間がつながり共に考え、できることを持ち寄り、デザインの力を活かしたプロジェクトを増やしていくためのプラットフォームです。

2022年度のテーマは、
「みどりのオープンキャンパス」

多摩丘陵に連なる大学のキャンパスには、それぞれに学びの環境としての多様な緑地があります。大学は、教育と研究に加えて、近年では社会貢献が求められ地域連携の機会も増えています。そうした中で、大学の緑地を活用しての環境教育、農林業体験、動植物観察、ビオトープや東屋の設置などによる憩いや交流の場の試みが、学生や教職員だけでなく、地域の人も参加しておこなわれています。大学の緑地をもっと活用できたら、地域はもっと魅力的になっていくはず。その時、デザインの力はどう活かせるのか。多様な立場の人と、前向きに話し合い、考え、交流する機会になれば幸いです。

「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」
は、2部構成。

1部の「トークセッション」では、緑地の活用を推進する4人といっしょに「大学の緑地の現状とこれからの可能性」について話し合います。
2部の「ワークセッション」では、大学の教職員10人がリーダーとなり、デザイナー、市民、公務員、会社員、NPO、教員、学生などといっしょに「大学の緑地」のあり方を考え、発表します。

目 的

  • 大学の緑地の可能性を考える
  • 地域の緑地に関するネットワークをつくる
  • 地域にデザインを活かした活動を増やす

こんな人に参加してほしい

  • 地域を良くするために地域で活動している人
  • これから地域で活動したいと思っている人
  • 地域にデザインの力を活かしたいと考えている人

イベント概要

1部:トークセッション 2部:ワークセッション
開催日 2023年3月4日[土]
時 間 10:00~12:30 13:30~19:00
会 場 Zoom会議システムでの
オンライン開催 PC、スマホ、タブレット等の端末と、安定したインターネット環境が必要です。
多摩エリアの10拠点で
リアル開催 01 帝京大学 八王子キャンパス/02 明星大学 日野キャンパス/03 中央大学 多摩キャンパス/04 東京薬科大学 八王子キャンパス/05 東京都立大学 南大沢キャンパス/06 多摩美術大学 八王子キャンパス/07 東京工科大学 八王子キャンパス/08 東京造形大学 八王子宇津貫キャンパス/09 法政大学 多摩キャンパス/10 拓殖大学 八王子国際キャンパス
定 員 オンライン参加
200名
リアル会場参加
60名(各会場6名)
参加費 無料
申込方法 下記ウェブサイトからお申し込みください。 1部、2部ともに申込先着順です。 ※定員になり次第締め切ります。
お問合せ 042-591-5230(デザイン学部支援センター) koukai@design.meisei-u.ac.jp

スケジュール

1 トーク
セッション
10:00~12:30
09:45
開場
10:00〜10:10(10分)
はじめに
10:10〜10:30(20分)
活動報告1 「教員養成大学がもつ緑地の可能性」
小柳 知代 東京学芸大学 環境教育研究センター 准教授
10:30〜10:50(20分)
活動報告2 「大学緑地の保全の利益をどう考えるか」
竹内 大悟 早稲田大学 自然環境調査室 調査研究担当
10:50〜11:10(20分)
活動報告3 「大学コミュニティガーデンで生まれる人と人、人と自然のつながり」
明石 修 武蔵野大学 工学部環境システム学科 准教授
11:10〜11:30(20分)
活動報告4 「クロッシングの場としての学内緑地」
柳川 亜季 明星大学 理工学部 准教授
11:30〜11:40(10分)
休憩
11:40〜12:30(50分)
ディスカッション
12:30~13:30(60分)
昼休憩
2 ワーク
セッション
13:30~19:00
13:15
開場
13:30~13:40(10分)
はじめに
13:40~14:30(50分)
ワークセッション1 分析
14:30~14:40(10分)
休憩
14:40~15:30(50分)
ワークセッション2 発想
15:30~15:40(10分)
休憩
15:40~16:30(50分)
ワークセッション3 企画
16:30~16:40(10分)
休憩
16:40~18:20(100分)
発表・共有
18:20~18:30(10分)
まとめ
18:30~19:00(30分)
交流(アフタートーク)

ワークセッション リーダーおよびリアル会場

堀越 峰之帝京大学 総合博物館 学芸員 帝京大学 八王子キャンパス 八王子市大塚359
大森 寛文明星大学 経営学部 教授 明星大学 日野キャンパス 日野市程久保2-1-1
ホーテス シュテファン中央大学 理工学部人間総合理工学科 教授 中央大学 多摩キャンパス 八王子市東中野742-1
三宅 克典東京薬科大学 薬学部薬用植物園 専任講師 東京薬科大学 八王子キャンパス 八王子市堀之内1432-1
沼田 真也東京都立大学 都市環境学部観光科学科 自然環境マネジメント領域 教授 東京都立大学 南大沢キャンパス 八王子市南大沢1-1
橋本 潤多摩美術大学 美術学部環境デザイン学科 准教授
デザイナー
多摩美術大学 八王子キャンパス 八王子市鑓水2-1723
酒百 宏一東京工科大学 デザイン学部デザイン学科 教授 東京工科大学 八王子キャンパス 八王子市片倉町1404-1
岩瀬 大地東京造形大学 造形学部プロジェクト科目 准教授 東京造形大学 八王子宇津貫キャンパス 八王子市宇津貫町1556
鞠子 茂法政大学 社会学部 教授 法政大学 多摩キャンパス 町田市相原町4342
工藤 芳彰拓殖大学 工学部デザイン学科 教授 拓殖大学 八王子国際キャンパス 八王子市館町815-1

トークセッション・パネラー

小柳 知代

小柳 知代 こやなぎ ともよ 東京学芸大学 環境教育研究センター 准教授

2014年度から東京学芸大学に着任。環境教育研究センター附属の教材植物園(通称、農園)の管理活用を担当している。関東平野の里山をイメージして整備された農園には、水田や畑だけでなく、雑木林や竹林、果樹園などがあり、日々大学の授業だけでなく、附属の保育園や小学校の体験活動などでも活用されている。
東京学芸大学環境教育研究センター

竹内 大悟

竹内 大悟 たけうち だいご 早稲田大学 自然環境調査室 調査研究担当

学生時代より狭山丘陵の生態学調査に関わり、水田跡地の湿地保全ボランティアを20年継続してきた。現在は大学緑地を中心に、湿地植生に関する研究や鳥類のセンサス調査、市民・学生の協働保全活動などに従事。東京大学農学生命科学研究科卒。2012年11月より現職。週に一回のバスケットボールが趣味。
早稲田大学自然環境調査室

明石 修

明石 修 あかし おさむ 武蔵野大学 工学部環境システム学科 准教授

博士(地球環境学)。パーマカルチャーの考え方を用いて、人と人、人と自然のつながりをリデザインする研究や実践をおこなっている。武蔵野大学有明キャンパス屋上にて、自然循環型の菜園や養蜂などをおこなうコミュニティガーデンを学生、教職員と共に運営している。
U.P.Lab(アーバンパーマカルチャーラボ)

柳川 亜季

柳川 亜季 やながわ あき 明星大学 理工学部 准教授

愛知県岡崎市に生まれ育つ。東京大学農学生命科学研究科にて博士(農学)を取得。乾燥地の土壌と植生との関係について研究。コロナ禍の野外調査として学内緑地調査を始め、学内緑地の沼(本当の沼と別の意味の沼)にはまる。現在は明星SATOYAMAプロジェクトの活動を通じ学内外の人や自然や物事について、SATOYAMAをキーワードにつなげる活動を展開中。
明星大学 緑地・生態系機能評価研究室
明星SATOYAMAプロジェクト

企画・進行

萩原 修

萩原 修 はぎわら しゅう 明星大学 デザイン学部 教授
プロジェクトデザイナー

国分寺、国立あたりで育つ。武蔵野美術大学卒業。大日本印刷、リビングデザインセンターOZONEを経て、2004年独立。日用品、店、住宅、展覧会、書籍などを企画・プロデュース。つくし文具店、国分寺さんちなどプロジェクトを立上げ育てる。著書に『9坪の家』『コドモのどうぐばこ』『デザインスタンス』など。50歳を過ぎて、ようやく自然に興味を持つようになる。
つくし文具店

ワークセッション・リーダー

堀越 峰之

堀越 峰之 ほりこし みねゆき 帝京大学 総合博物館 学芸員

1980年群馬県館林市生まれ。帝京大学卒業後、東京学芸大学大学院(修士課程)修了。群馬県館林市教育委員会学芸員を経て、2012年より帝京大学総合博物館の立ち上げに関わる。2015年より現職。「人間形成の場として大学博物館が役立つのでは」との仮説の下に試行錯誤を続ける。帝京大学が持つ、学術的な資源の保存や、それらを使って知的好奇心を刺激するようなイベントを展開。また学生と一緒に多摩地域の歴史・文化・自然・現在について記録するフリーマガジンの編集部の立ち上げにも携わる。
帝京大学総合博物館

大森 寛文

大森 寛文 おおもり ひろふみ 明星大学 経営学部 教授

1966年生まれ。埼玉大学大学院経済科学研究科博士後期課程修了。経営学、マーケティング、ブランディングの観点から、地域資源の発掘・評価・プロモーションに関する研究・教育に取り組む。近著に『経験と場所のブランディング』『マーケティングにおける現場理論の展開』などがある。
明星大学

ホーテス シュテファン

ホーテス シュテファン 中央大学 理工学部人間総合理工学科 教授

ドイツ・ゲッティンゲン市出身。高校時代に日本に留学。ドイツ・マールブルグ市フィリップス大学で生物学と地理学を専攻。修士・博士課程において、北海道の湿原植生の変遷に関する研究を実施。2004年にドイツ・レーゲンスブルグ大学で博士(理学)取得。東京大学大学院農学生命科学研究科特任研究員、ドイツ・ギーセン市ユストゥス・リービッヒ大学研究員、ドイツ・マールブルグ市フィリップス大学研究員を経て、2019年に中央大学理工学部人間総合理工学科に着任。社会生態系(Social-ecological systems)の構造と機能に関する研究を行い、生態学の観点から科学―政策インターフェイスに貢献。
景観環境科学研究室

三宅 克典

三宅 克典 みやけ かつのり 東京薬科大学 薬学部 薬用植物園 専任講師

岡山県生まれ、富山大学和漢医薬学総合研究所にて博士後期課程修了、博士(薬学)。金沢大学薬学系を経て現職。学生時代は植物の含有成分の研究に従事していたが、その後、生薬の品質や薬用植物資源・栽培と幅広いテーマで研究を行っている。近年は、植物園関連の活動にも力を入れている。非常勤講師(東京農業大学)として動植物園論の植物園部分を担当。
東京薬科大学 薬用植物園

沼田 真也

沼田 真也 ぬまた しんや 東京都立大学 都市環境学部観光科学科 自然環境マネジメント領域 教授

生態学を中心に、広い意味での環境科学的アプローチを用いて人と自然の関係の解明を進め、そのあるべき姿を模索しています。主に、東南アジアの熱帯雨林生態系やツーリズム、国内外の自然保護地域の管理・経営から都市の生態系や人々をテーマに研究活動を行っています。
人-自然 研究室@都立大-観光科学の Website

堀越 峰之

橋本 潤 はしもと じゅん 多摩美術大学 美術学部環境デザイン学科 准教授
デザイナー

1971年 東京生まれ。1996年 千葉大学大学院工学研究科工業意匠学専攻修士課程修了。
スタジオ80にて内田繁に師事。2007年 フーニオデザイン設立。2013年 多摩美術大学准教授。
主な受賞に、ミラノサローネサテリテ・デザインレポートアワード、グッドデザイン賞等。人とその周りを取り巻く環境を見つめ、新たな可能性を広げるデザインを目指しています。
多摩美術大学美術学部環境デザイン学科
フーニオデザイン

酒百 宏一

酒百 宏一 さかお こういち 東京工科大学 デザイン学部デザイン学科 教授

石川県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了。地域における土地と人の営みの記憶を住民との協働によってかたちにするアートプロジェクト活動やコミュニティにおける地域資源の継承をデザイン研究として取り組んでいる。大地の芸術祭に「みどりの部屋プロジェクト」として2006年から参加。他に町工場の資源継承に取り組む「オオタノカケラ」や「六郷のタカラ探検隊。」などがある。
Koichi Sakao's website

岩瀬 大地

岩瀬 大地 いわせ だいち 東京造形大学 造形学部 プロジェクト科目 准教授

タイ国立マヒドン大学大学院環境資源研究科博士課程修了。
サステナビリティのためのデザインについての理論研究及びプロジェクトを通した実践活動を行う。
地域資源をキーワードに東南アジアや八王子を中心にサステナビリティのためのデザイン活動やSDGsのためのデザインについて研究。
東京造形大学
一般社団法人Spedagi Japan

鞠子 茂

鞠子 茂 まりこ しげる 法政大学 社会学部 教授

東京生まれ。玉川大学大学院にて農学博士取得。専門は生態学、環境科学、理科教育。ポスドク時代は農業環境技術研究所・国立環境研究所にて、農業生態系における温室効果ガスの動態や地球温暖化が植物に与える影響を研究した。筑波大学助手・助教授を経て、2008年より法政大学教授。現在、多摩キャンパス林の物質循環、気象緩和作用、外来種問題などについて研究している。
法政大学 学術研究データベース

工藤 芳彰

工藤 芳彰 くどう よしあき 拓殖大学 工学部デザイン学科 教授

大分県杵築市出身、八王子市在住。九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)と拓殖大学大学院でデザインを学ぶ。博士(工学)。専門はデザイン史だが、主宰する研究室ではもっぱら学生とコミュニティデザイン支援に取り組む。2015-16年の1年間、所属大学の留学制度を利用し、家族でロンドンに暮らす。三姉妹の父。
コミュニティデザイン研究室

ファシリテーター

河野 奈保子

河野 奈保子 こうの なおこ プロジェクトデザイナー
武蔵野美術大学 非常勤講師
NPO事務局スタッフ

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。在学中からNPO等市民活動や生涯学習領域に関心をもち、同大学研究室退任後、市民活動支援センター、greenz.jp等で生涯学習講座の立ち上げ・運営を行う。現在はNPO法人soar事務局、武蔵野美術大学の非常勤講師として活動しながら、コミュニケーションデザインを中心に日々学び続けている。

薩川 良弥

薩川 良弥 さつかわ りょうや 合同会社パッチワークス 代表
空き家をスナックする会 主宰
ビデオグラファー

「ねぶくろシネマ」等のイベント企画や、地域のブランディング事業を進める合同会社パッチワークス代表社員。個人として「空き家をスナックする会オンラインサロン」を立ち上げ、地域価値の向上を目的に、空き店舗を活かしたチャレンジショップ「深大寺いづみや」や地域の魅力を楽しむ宿「COMORI」の企画・運営を行う。ビデオグラファーとしても活動中。