自分たちの目的地を探る「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」。地域をリサーチして、課題を明確にして、資源を活用して、魅力を引き出して、アイデアを出し合い、価値を創造して、自分たちが目指す目的地に近づいていく。個性的な30市町村があり約420万人が暮らす東京西側に位置する「多摩エリア」。デザイナーをはじめ、経営者、商店主、会社員、公務員、教員、学生など、この地域に住み、働き、学び、遊び、活動する仲間がつながり共に考え、できることを持ち寄り、デザインの力を活かしたプロジェクトを増やしていくためのプラットフォームです。
家でも仕事場でもない第3の場所であるサードプレイス。時代や地域によって、そのかたちは様々です。サードプレイスには、立場や役割、しがらみをなくし、本当の自分に戻れる居場所としてだけでなく、人と人が出会い、交流し、新しい価値や文化が生まれていく可能性があります。そして、特定多数がつながるコミュニティの拠点になることも期待されています。これからの時代に求められるサードプレイスを実現できたら、地域はもっと魅力的になっていくはず。その時、デザインの力はどう活かせるのか。多様な立場の人と、前向きに話し合い、考え、交流する機会になれば幸いです。
サードプレイスや多摩エリアにまつわるデータ、情報の一端をまとめました。「これからのサードプレイス」を考える際の資料としてご活用ください。
1部の「トークセッション」では、サードプレイスをつくり運営する4人といっしょに、「サードプレイスの現状とこれからの可能性」について話し合います。
2部の「ワークセッション」では、地域で活躍する10人のクリエーターがリーダーとなり、デザイナー、市民、公務員、会社員、NPO、教員、学生などといっしょに「これからのサードプレイス」のあり方を考え、発表します。
1部:トークセッション | 2部:ワークセッション | |
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開催日 | 2022年3月5日(土) | |
時 間 | 10:00~12:30 | 13:30~19:00 |
会 場 |
Zoom会議システムでの オンライン開催 PC、スマホ、タブレット等の端末と、安定したインターネット環境が必要です。 |
多摩エリアの10拠点で リアル開催 |
定 員 | オンライン参加 200名 |
リアル会場参加 60名(各会場6名) |
参加費 | 無料 | |
申込方法 | 下記ウェブサイトからお申し込みください。 1部、2部ともに申込先着順です。 ※定員になり次第締め切ります。 | |
お問合せ | 042-591-5230(デザイン学部支援センター) koukai@design.meisei-u.ac.jp |
1部
トーク セッション 10:00~12:30 |
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2部
ワーク セッション 13:30~19:00 |
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合同会社パッチワークスでは「ねぶくろシネマ」「いっぴんいち」等の企画業を営む。個人としては、コミュニティマネジメントを専門領域に、コワーキングスペース「co-ba chofu」の立ち上げや、空き家を活かした地域価値の向上を目的に「空き家をスナックする会オンラインサロン」を立ち上げ、地域のコミュニティ醸成を通じた場の運用に挑戦中。サードプレイスを通じて、多くの人がチャレンジできる環境づくりに努める。
パッチワークス
空き家をスナックする会
1998年生まれ。八王子とインドネシアで育つ。一橋大3月卒業予定。74歳のママが営む「すなっく・せつこ」で2年間働く。大学卒業と同時に「スナック水中」としてその店を引継ぎ、開業。3年前学生の仲間とゲストハウスここたまやを立ち上げ、現在も運営中。
スナック水中
地域のファーマーズマーケット"GO TO LOCAL MARKET"や地域のフードトラックポッドDELTA EASTの企画・運営をする傍ら、地域の価値を上げる仕組みの地域ブランディング、エリアマネジメント、都市デザイン、コミュニティデペロップ。 ホテル、住宅、オフィス、商業、デベロッパー、市区町村、行政等の実績を持っている。The Tiny INNではテナントキュレーション、ブランディング、PR、コミュニティマネジメントを主に担当。
DELTA EAST
1979年八王子市生まれ。 奥田染工場代表。奥田染工場は明治創業。葛飾区から八王子に移った後、シルクスクリーンプリントを中心とした布地の加工及び染色特殊加工を行っている。全国の産地を回った後、2017年「つくるのいえ」の活動を開始。つくるのいえでは地域や全国と連携したブランド開発や歴史調査、展示会等を行う。多摩美術大学技術講師、文化服装学院非常勤講師、東京マイスター受賞、染色を学ぶ月1回の奥田塾等。
つくるのいえ
1983年埼玉県生まれの建築家。2017年よりスタジオメガネ主宰。多摩ニュータウンのど真ん中にある落合団地商店街にて活動を始め、建築スナック・メガネキッチンとしてマチの中にある設計事務所のあり方を思考し、プラクティスを続けている。また、東京都の商店街活性化事業リノベーション活性化支援の専門家として多摩ニュータウンの近隣センター商店街の支援活動を行う。現在、(一社)ニューマチヅクリシャ共同主宰としても活動。
スタジオメガネ
1980年生まれ、天秤座、165cm、56kg。専門は子どもが育ち暮らし老いて死んで次に向かうための環境や文化を考えること。主活動は保育施設の運営、500年間続く祭りの創造、寺院の再興、映像番組などへの楽曲提供、バンドCOINNなどがある。『サウンド園庭』(曽我部恵一、坂本美雨、グッドラックヘイワなど)運営。作品に『narrative songs』(CD,spotify etc.)、『すべて、こども中心。』(カドカワ)など。全国私立保育連盟研究企画委員、和光高校非常勤講師。
簗田寺
1982年東京都生まれ。2006年に理学療法士免許取得後、総合病院、訪問看護ステーションを経て、2014年に株式会社シンクハピネスを設立。東京都府中市で訪問看護、居宅介護支援事業所、カフェを中心に、まちのみんなと一緒にコミュニティの場(通称:たまれ)をつくっている。医療とまちの境界線上にある価値を曖昧にしながら、医療福祉における不幸の最小化を目指している。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科在学中。
the town stand FLAT
1977年、和歌山県生まれ。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程中退。ビジネスのシクミとシカケをデザインするクリエイティブファーム「d-land」代表。代表するプロジェクトは「多摩未来協創会議」「六本木未来会議」「中央線高架下プロジェクト(コミュニティステーション東小金井)」「LUMINE CLASSROOM」など。2016年グッドデザイン特別賞[地域づくり]をはじめ、受賞歴多数。
TAMA NEW VILLAGE
1986年生まれ。東京都小金井市にある子どもたちのアトリエを中心としたギャラリー「とをが」を仲間たちと営む。過去には、教育系NPOにて働き、子どもたちの創造性を育むワークショップ講師を務める。出産を経てアートプロジェクトを実施。その時のプロジェクト名である「やすむを渡す」は様々な活動の中のキーワードでもある。小金井の小さなお店が集まって朝市などを行う「はけのおいしい朝市」組合員。
とをが
1980年新潟県生まれ、小平市在住。大手警備会社の現役SEとして働くかたわら、2017年より定年退職に向けた30年計画の地域デビューを開始。「DIYでふるさとづくり」をテーマに、小学生から80代までの多世代協働で、常時50程度のマイクロプロジェクトを同時進行、まちの生きる力(レジリエンス)底上げを目指す。2021年より一橋学園にて”まちの茶の間、みんなの実家”をコンセプトにしたコミュニティスペース「茶間茶間」をスタート。
茶間茶間
1974年生まれ。親父の会への参加をきっかけとして、住居のある西東京市に駄菓子屋併設型デザイン事務所『ヤギサワベース』を2016年4月にオープン。2021年から西東京市の魅力を伝える情報発信拠点「まちテナ西東京」の統括として管理・運営を行なっています。理事として参加する(一社)西東京市文化芸術振興会では「ペデライブ」「西東京百姿フォトコンテスト」の企画・運営を担当。自分の暮らしている街が、自分にとって暮らしやすい街になるとよいな、と思って活動しています。
ヤギサワベース
本のある空間づくりをしています。2003年楽天株式会社に新卒入社。ECのコンサルティングやイベントの企画運営に従事。2013年に建築家である弟との共同制作で 無人古本屋BOOK ROADを開店、2019年にはシェア型の本屋「ブックマンション」を開店。2021年は吉祥寺パルコ屋上でZINEのイベント「吉祥寺ZINEフェスティバル」を開催。本と散歩が大好きです。
ブックマンション
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。大学在籍時より、ボランティア・NPO等市民活動や、地域ではじまる生涯学習のあり方に関心をもち、同大学研究室退任後、都内の市民活動支援センターやgreenz.jp等で生涯学習講座や新規事業の立ち上げ・運営を行う。現在はNPO法人soarの事務局の運営や、武蔵野美術大学通信教育課程の非常勤講師として活動しながら、コミュニケーションデザイン、人と人、人と物事との関係構築について、日々学び続けている。