デザインセッション多摩2021(DeSTデスト)サードプレイス

Design Session Tama 2021 2022.3.5 (sat) 10:00 - 19:00

自分たちの目的地を探る「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」。地域をリサーチして、課題を明確にして、資源を活用して、魅力を引き出して、アイデアを出し合い、価値を創造して、自分たちが目指す目的地に近づいていく。個性的な30市町村があり約420万人が暮らす東京西側に位置する「多摩エリア」。デザイナーをはじめ、経営者、商店主、会社員、公務員、教員、学生など、この地域に住み、働き、学び、遊び、活動する仲間がつながり共に考え、できることを持ち寄り、デザインの力を活かしたプロジェクトを増やしていくためのプラットフォームです。

2021年度のテーマは、
「サードプレイス」

家でも仕事場でもない第3の場所であるサードプレイス。時代や地域によって、そのかたちは様々です。サードプレイスには、立場や役割、しがらみをなくし、本当の自分に戻れる居場所としてだけでなく、人と人が出会い、交流し、新しい価値や文化が生まれていく可能性があります。そして、特定多数がつながるコミュニティの拠点になることも期待されています。これからの時代に求められるサードプレイスを実現できたら、地域はもっと魅力的になっていくはず。その時、デザインの力はどう活かせるのか。多様な立場の人と、前向きに話し合い、考え、交流する機会になれば幸いです。

サードプレイスや多摩エリアにまつわるデータ、情報の一端をまとめました。「これからのサードプレイス」を考える際の資料としてご活用ください。

「デザインセッション多摩(DeSTデスト)」
は、2部構成。

1部の「トークセッション」では、サードプレイスをつくり運営する4人といっしょに、「サードプレイスの現状とこれからの可能性」について話し合います。

2部の「ワークセッション」では、地域で活躍する10人のクリエーターがリーダーとなり、デザイナー、市民、公務員、会社員、NPO、教員、学生などといっしょに「これからのサードプレイス」のあり方を考え、発表します。

目  的

  • 地域におけるサードプレイスの可能性を考える
  • サードプレイスに関するネットワークをつくる
  • 地域にデザインを活かした活動を増やす

こんな人に参加してほしい

  • 地域を良くするために地域で活動している人
  • これから地域で活動したいと思っている人
  • 地域にデザインの力を活かしたいと考えている人

イベント概要

1部:トークセッション 2部:ワークセッション
開催日 2022年3月5日(土)
時 間 10:00~12:30 13:30~19:00
会 場 Zoom会議システムでの
オンライン開催 PC、スマホ、タブレット等の端末と、安定したインターネット環境が必要です。
多摩エリアの10拠点で
リアル開催
定 員 オンライン参加
200名
リアル会場参加
60名(各会場6名)
参加費 無料
申込方法 下記ウェブサイトからお申し込みください。 1部、2部ともに申込先着順です。 ※定員になり次第締め切ります。
お問合せ 042-591-5230(デザイン学部支援センター) koukai@design.meisei-u.ac.jp

スケジュール

1 トーク
セッション
10:00~12:30
09:45
開場
10:00〜10:10(10分)
はじめに
10:10〜10:30(20分)
活動報告1 「カフェの可能性」
影山 知明 クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主
10:30〜10:50(20分)
活動報告2 「地域で働く場」
北池 智一郎 株式会社タウンキッチン 代表取締役
10:50〜11:10(20分)
活動報告3 「みんなの空き家」
薩川 良弥 合同会社パッチワークス 代表/空き家をスナックする会 主宰
11:10〜11:30(20分)
活動報告4 「引き継ぐスナック」
坂根 千里 スナック水中 ママ
11:30〜11:40(10分)
休憩
11:40〜12:30(50分)
ディスカッション
12:30~13:30(60分)
昼休憩
2 ワーク
セッション
13:30~19:00
13:15
開場
13:30~13:40(10分)
はじめに
13:40~14:30(50分)
ワークセッション1
14:30~14:40(10分)
休憩
14:40~15:30(50分)
ワークセッション2
15:30~15:40(10分)
休憩
15:40~16:30(50分)
ワークセッション3
16:30~16:40(10分)
休憩
16:40~18:20(100分)
発表・共有
18:20~18:30(10分)
まとめ
18:30~19:00(30分)
交流(アフタートーク)
  • 動画1 デザインセッション多摩2021 ヤギサワベース訪問編
  • 動画2 デザインセッション多摩2021 タマレ訪問編
  • 動画3 デザインセッション多摩2021 簗田寺訪問編
  • 動画4 デザインセッション多摩2021 茶間茶間 訪問編
  • 動画5 デザインセッション多摩2021 ブックマンション 訪問編
  • 動画6 デザインセッション多摩2021 DELTA EAST 訪問編

ワークセッション リーダー
およびリアル会場

佐藤 竜馬NPO法人FLAG 副代表理事 福生市:DELTA EAST 福生市福生1990-1
奥田 博伸株式会社奥田染工場 代表取締役 八王子市:つくるのいえ 八王子市中野上町1-20-10
横溝 惇建築家 多摩市:メガネキッチン 多摩市落合4-16-1-105
齋藤 紘良しぜんの国保育園 理事長/作曲家 町田市:簗田寺 町田市忠生2-5-33
糟谷 明範株式会社シンクハピネス 代表取締役/一般社団法人CancerX 理事 府中市:the town stand FLAT 府中市清水が丘3-29-3
酒井 博基d-land 代表/京都芸術大学 客員教授 国分寺市:TAMA NEW VILLAGE 国分寺市南町3-22-31 島崎ビル3F
種生 芽実とをが 代表 小金井市:とをが 小金井市前原町5-8-3 丸田ストアー2階
出口 みちたか東京に"ふるさと"をつくるひと/茶間茶間 代表世話人 小平市:茶間茶間 小平市学園東町2-4-7
中村 晋也駄菓子屋ヤギサワベース 代表/西東京市情報発信プロジェクト「まちテナ西東京」 統括 西東京市:ヤギサワベース 西東京市保谷町3-25-15 1F
中西 功ブックマンション 管理人 武蔵野市:ブックマンション 武蔵野市吉祥寺本町2-13-1

トークセッション・パネラー

影山 知明

影山 知明 かげやま ともあき クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主

1973年東京西国分寺生まれ。大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー社を経て、独立系ベンチャーキャピタルを共同創業。その後2008年、生家を建て替え、多世代型シェアハウスを開設。その1階に「クルミドコーヒー」をオープンさせた。2017年には2店舗目となる「胡桃堂喫茶店」を開業。出版業や書店業、哲学カフェ、地域通貨、米づくり、まちの寮などにも取り組む。著書に「ゆっくり、いそげ」(大和書房)。
クルミドコーヒー
胡桃堂珈琲店

北池 智一郎

北池 智一郎 きたいけ ともいちろう 株式会社タウンキッチン 代表取締役

1976年大阪生まれ。大阪大学工学部を卒業後、外資系コンサルティング、人材系ベンチャーを経て、2010年タウンキッチンを設立。コウカシタ・ヒガコインキュベーション(KO-TO,PO-TO,MA-TO)など10のシェア施設を企画運営するほか、郊外まちづくりインキュベーション「HERE」、ウェブメディア「リンジン」、空き家コーディネートなどを通じて、地域住民が主体となったまちづくりに取り組んでいる。
タウンキッチン
リンジン
HERE

薩川 良弥

薩川 良弥 さつかわ りょうや 合同会社パッチワークス 代表/空き家をスナックする会 主宰

合同会社パッチワークスでは「ねぶくろシネマ」「いっぴんいち」等の企画業を営む。個人としては、コミュニティマネジメントを専門領域に、コワーキングスペース「co-ba chofu」の立ち上げや、空き家を活かした地域価値の向上を目的に「空き家をスナックする会オンラインサロン」を立ち上げ、地域のコミュニティ醸成を通じた場の運用に挑戦中。サードプレイスを通じて、多くの人がチャレンジできる環境づくりに努める。
パッチワークス
空き家をスナックする会

坂根 千里

坂根 千里 さかね ちさと スナック水中 ママ

1998年生まれ。八王子とインドネシアで育つ。一橋大3月卒業予定。74歳のママが営む「すなっく・せつこ」で2年間働く。大学卒業と同時に「スナック水中」としてその店を引継ぎ、開業。3年前学生の仲間とゲストハウスここたまやを立ち上げ、現在も運営中。
スナック水中

企画・進行

萩原 修

萩原 修 はぎわら しゅう プロジェクトデザイナー/つくし文具店 店主/明星大学デザイン学部 教授

国分寺、国立あたりで育つ。武蔵野美術大学卒業。大日本印刷、リビングデザインセンターOZONE経て、2004年独立。日用品、店、住宅、展覧会、書籍などを企画・プロデュース。「国分寺さんち」など複数の拠点を立上げ育てる。著書に「9坪の家」「コドモのどうぐばこ」「デザインスタンス」など。居場所よりも何かを生み出す拠点をたくさんつくりたい。
つくし文具店
国分寺さんち

ワークセッション・リーダー

佐藤 竜馬

佐藤 竜馬 さとう りゅうま NPO法人FLAG 副代表理事(福生市)

地域のファーマーズマーケット"GO TO LOCAL MARKET"や地域のフードトラックポッドDELTA EASTの企画・運営をする傍ら、地域の価値を上げる仕組みの地域ブランディング、エリアマネジメント、都市デザイン、コミュニティデペロップ。 ホテル、住宅、オフィス、商業、デベロッパー、市区町村、行政等の実績を持っている。The Tiny INNではテナントキュレーション、ブランディング、PR、コミュニティマネジメントを主に担当。
DELTA EAST

奥田 博伸

奥田 博伸 おくだ ひろのぶ 株式会社奥田染工場 代表取締役(八王子市)

1979年八王子市生まれ。 奥田染工場代表。奥田染工場は明治創業。葛飾区から八王子に移った後、シルクスクリーンプリントを中心とした布地の加工及び染色特殊加工を行っている。全国の産地を回った後、2017年「つくるのいえ」の活動を開始。つくるのいえでは地域や全国と連携したブランド開発や歴史調査、展示会等を行う。多摩美術大学技術講師、文化服装学院非常勤講師、東京マイスター受賞、染色を学ぶ月1回の奥田塾等。
つくるのいえ

横溝 惇

横溝 惇 よこみぞ あつし 建築家(多摩市)

1983年埼玉県生まれの建築家。2017年よりスタジオメガネ主宰。多摩ニュータウンのど真ん中にある落合団地商店街にて活動を始め、建築スナック・メガネキッチンとしてマチの中にある設計事務所のあり方を思考し、プラクティスを続けている。また、東京都の商店街活性化事業リノベーション活性化支援の専門家として多摩ニュータウンの近隣センター商店街の支援活動を行う。現在、(一社)ニューマチヅクリシャ共同主宰としても活動。
スタジオメガネ

齋藤 紘良

齋藤 紘良 さいとう こうりょう しぜんの国保育園 理事長/作曲家(町田市)

1980年生まれ、天秤座、165cm、56kg。専門は子どもが育ち暮らし老いて死んで次に向かうための環境や文化を考えること。主活動は保育施設の運営、500年間続く祭りの創造、寺院の再興、映像番組などへの楽曲提供、バンドCOINNなどがある。『サウンド園庭』(曽我部恵一、坂本美雨、グッドラックヘイワなど)運営。作品に『narrative songs』(CD,spotify etc.)、『すべて、こども中心。』(カドカワ)など。全国私立保育連盟研究企画委員、和光高校非常勤講師。
簗田寺

糟谷 明範

糟谷 明範 かすやあきのり 株式会社シンクハピネス 代表取締役/一般社団法人CancerX 理事(府中市)

1982年東京都生まれ。2006年に理学療法士免許取得後、総合病院、訪問看護ステーションを経て、2014年に株式会社シンクハピネスを設立。東京都府中市で訪問看護、居宅介護支援事業所、カフェを中心に、まちのみんなと一緒にコミュニティの場(通称:たまれ)をつくっている。医療とまちの境界線上にある価値を曖昧にしながら、医療福祉における不幸の最小化を目指している。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科在学中。
the town stand FLAT

酒井 博基

酒井 博基 さかい ひろき d-land 代表/京都芸術大学 客員教授(国分寺市)

1977年、和歌山県生まれ。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程中退。ビジネスのシクミとシカケをデザインするクリエイティブファーム「d-land」代表。代表するプロジェクトは「多摩未来協創会議」「六本木未来会議」「中央線高架下プロジェクト(コミュニティステーション東小金井)」「LUMINE CLASSROOM」など。2016年グッドデザイン特別賞[地域づくり]をはじめ、受賞歴多数。
TAMA NEW VILLAGE

種生 芽実

種生 芽実 たねおい めぐみ とをが 代表(小金井市)

1986年生まれ。東京都小金井市にある子どもたちのアトリエを中心としたギャラリー「とをが」を仲間たちと営む。過去には、教育系NPOにて働き、子どもたちの創造性を育むワークショップ講師を務める。出産を経てアートプロジェクトを実施。その時のプロジェクト名である「やすむを渡す」は様々な活動の中のキーワードでもある。小金井の小さなお店が集まって朝市などを行う「はけのおいしい朝市」組合員。
とをが

出口 みちたか

出口 みちたか でぐち みちたか 東京に"ふるさと"をつくるひと/茶間茶間 代表世話人(小平市)

1980年新潟県生まれ、小平市在住。大手警備会社の現役SEとして働くかたわら、2017年より定年退職に向けた30年計画の地域デビューを開始。「DIYでふるさとづくり」をテーマに、小学生から80代までの多世代協働で、常時50程度のマイクロプロジェクトを同時進行、まちの生きる力(レジリエンス)底上げを目指す。2021年より一橋学園にて”まちの茶の間、みんなの実家”をコンセプトにしたコミュニティスペース「茶間茶間」をスタート。
茶間茶間

中村 晋也

中村 晋也 なかむら しんや 駄菓子屋ヤギサワベース 代表/西東京市情報発信プロジェクト「まちテナ西東京」 統括(西東京市)

1974年生まれ。親父の会への参加をきっかけとして、住居のある西東京市に駄菓子屋併設型デザイン事務所『ヤギサワベース』を2016年4月にオープン。2021年から西東京市の魅力を伝える情報発信拠点「まちテナ西東京」の統括として管理・運営を行なっています。理事として参加する(一社)西東京市文化芸術振興会では「ペデライブ」「西東京百姿フォトコンテスト」の企画・運営を担当。自分の暮らしている街が、自分にとって暮らしやすい街になるとよいな、と思って活動しています。
ヤギサワベース

中西 功

中西 功 なかにし こう ブックマンション管理人(武蔵野市)

本のある空間づくりをしています。2003年楽天株式会社に新卒入社。ECのコンサルティングやイベントの企画運営に従事。2013年に建築家である弟との共同制作で 無人古本屋BOOK ROADを開店、2019年にはシェア型の本屋「ブックマンション」を開店。2021年は吉祥寺パルコ屋上でZINEのイベント「吉祥寺ZINEフェスティバル」を開催。本と散歩が大好きです。
ブックマンション

ファシリテーター

河野 奈保子

河野 奈保子 こうの なおこ プロジェクトデザイナー

武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。大学在籍時より、ボランティア・NPO等市民活動や、地域ではじまる生涯学習のあり方に関心をもち、同大学研究室退任後、都内の市民活動支援センターやgreenz.jp等で生涯学習講座や新規事業の立ち上げ・運営を行う。現在はNPO法人soarの事務局の運営や、武蔵野美術大学通信教育課程の非常勤講師として活動しながら、コミュニケーションデザイン、人と人、人と物事との関係構築について、日々学び続けている。