2018.09.21

卒業研究

卒業研究は4年間の学びの集大成です。
デザインの力は「企画×表現」。だから、単にかたちのデザインではなく、
内容や方法を十分に検討した企画を立案し計画的に進めることで
深度のある研究を行い、もっともふさわしい表現へと結実させます。
地域や社会への幅広い視点と物事を掘り下げて考える研究のプロセスは
実社会への架け橋となります。
卒業研究報告展は、研究成果や試作品を
展示するだけではなく、プレゼンテーションや
来場者とのコミュニケーションなど幅広い形で伝えることを実践し、
社会で必要とされるデザイン力を発揮するとともに
さらにみがきをかける機会となります。

卒業研究の一例を紹介

訪日外国人に向けた エコノミークラス空間の提案

加藤 伶奈 さん

海外旅行に行った際の、長時間のフライトで旅先に着いた時には疲れてしまっていたという経験から、より快適に旅行するための提案をしたいと考えました。東京五輪に向けて多くの外国人旅行者が日本に来ることが予想されます。遠くから来てくれる海外の人たちに、日本への旅行を少しでも楽しんでいただける提案をしたいという思いもありました。利用者の実際のニーズを知るために実施した羽田空港でのアンケートや、訪日外国人への聞き取りなどの調査のおかげで、自分本位ではなく利用者のニーズに寄り添った提案ができたと自負しています。

top