産業革命以降の大量生産や大量消費を目的とした産業・経済システムの中で、近代デザインは豊かな暮らしや経済状況をもたらすことに寄与して発展・推移してきた。その近代デザインの展開を概観する。また、様々な社会や環境の問題に直面している今日ではデザインの概念も変化しつつあり、視覚的な側面に加えて、ヒト・コト・モノの関係性や仕組みを考えることが求められている。このようなデザインに求められる役割の変化も同時に考察する。