「伝える」力をつけていきます。
よいデザインがなされた本、雑誌、ポスター、チラシ、Webサイト、動画、サインは、デザイナーが一人でつくったものではありません。依頼主がいて、執筆者・コピーライター、カメラマン、イラストレーター、印刷所、製本所、紙の商社ほか、多くのプロたちとの連携作業で生まれてきます。それらのプロをつなぐのが「編集」作業です。最も大切なことを、どんなふうに見せるのか、いくらのコストで制作し、いつまでに納めるのかを、総合的な視点をもちながら、関わるすべての人たちと共有し続けなければなりません。本・雑誌、チラシ、ポスター、Webサイト、動画、サイン計画、そしてSNSなどメディアが違っても、制作する際には「何をどう見せたいのか」を、時に「どう変更したいのか」を誤解なく伝えていくことが完成度の高いデザインのためには必要です。授業では制作の過程をたどりながら、それぞれの場合の「伝える」方法を知り、身につけていただきます。

2018.03.21
デザインと編集