学生と未来

エコデザインで、
持続可能な社会の実現に貢献したい

黒崎結梨花
株式会社グリーンハウス

社会に貢献する総合力をつける

幼い頃から、心がワクワクするようなものをつくり出したい、形にしたい、という夢がありました。でも、高校まではデザインを勉強したことがなかったので、初心者の私でも一から学べる、ということから明星デザインを志望しました。もともとデザインって、ものをつくるだけだと思っていたので、入学してから、発想方法や考え方とか、そういう全部がデザインに含まれるんだということに驚きました。何より戸惑ったのが、人前で話すこと。明星デザインでは、プレゼンテーションにも重きをおいています。

授業では、課題の終わりの講評会で、全員の前に立ってマイクを持って話さなきゃならないっていうのがあって、本当につらかった。学年が進むと、学生だけでなく、地域の方々や市役所の方々の前でプレゼンする機会もあります。最初のうちは、足震えちゃう頭真っ白になっちゃう泣きそうになっちゃうみたいな感じだったんですけど、やっぱり場数を踏むことによって、ついには「任せろ」みたいに落ち着いてできるまでになりました。

明星デザインで学べることは幅広くて、たとえデザイン関係ではないところに就職しても、どこでも生かせる。伝えたいことを整理して相手に伝わるようにする力も、そのひとつ。ここでは社会に貢献できる力がいろいろ学べると思っています。

企画から実現まで、実践をとおして学ぶ

卒業後は、生活雑貨をはじめさまざまな分野の製品を取り扱う総合メーカーに就職します。だから、企画をしてものをつくりたいという私の夢は、小学校から高校までずっとそうで、大学もそう、それが大学を卒業してもそう、ということになるんですが……ただひとつ違うのは、この学部で学んだことで、ものづくりから仕組みづくりにまで、私の視野が広がった、ということです。

明星デザインでの授業は実践的なものがたくさんあります。たとえば「企画表現演習5」では、少子高齢化の問題を抱えた地域の活性化に取り組みます。私たちのチームは、遊歩道に灯りを灯すイベント企画を提案したのですが、この企画が市に採用されて、実際に地域の方々と一緒にイベントを実現するところまでやりました。

私が選択していたプロダクトデザインでは、ギフト商品を企画、制作するという課題があったんですけど、その時も、ただアイデアを形にするだけでなく、量産して販売するのに実現可能な材質、製造方法、価格設定、著作権まで検討して、実際に販売もしました。消費者の視点から生産者の視点に変わるということは、いろいろ考えさせられることがたくさんありました。

循環する仕組みをつくるデザイン

多摩地域在住のアーティストの方が主催する地域活性化のプロジェクトだったり、学外の活動にも積極的に参加しました。とくに、東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2019」に参加させていただいた経験が、私にとっては大きかったです。そこからエコデザインについて考え始めて、卒業研究ではアップサイクルのアクセサリーキットの提案をしました。一度つくり出されたものを廃棄しないで、別の形で活用し続けるシステムづくりです。そして障碍者雇用につながるように、梱包作業を障碍者の方が簡単にできる仕組みも考えました。

私はこれから、生産者の側に立つことになりますが、ものをつくること以上に、流れやシステム、仕組みを大事にしていきたいです。それは明星デザインで培った考え方です。

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