学生と未来

就職はゴールじゃなく、新しいアニメーションへのスタートだ!

足立達也
株式会社デイヴィッドプロダクション

デザインはヒト・コト・モノをつなぐ

大学の4年間は楽しかったかというと、つらかった……けど、それが楽しかった、ですね。明星デザインで学ぶデザインを一言で表すと「ヒトとコトとモノをつなぐ」です。どの授業でも、ただものをつくればいいというわけにはいかなくて、時間をかけて自分の頭で考えながらやらなきゃいけない。その「考える」というのがかなりつらいことなんですけど、だからこそやりがいもあるし、自分なりに良いデザインとは何かを考え抜いて、それが良い評価につながったりすると、やっぱり嬉しかったです。

明星デザインを志望した動機のひとつが、6つのデザイン分野のコースがある、ということでした。それをひとつに絞って学ぶこともできるし、これをやったら次はこれ、というふうに自分が学びたいと思ったことを自由に学べる。自分はずっとアニメが好きだったので、グラフィックデザインとメディアデザインを選択しました。入学前はデザインっていうのは表現スキルさえあればいいのかなって思っていたので、そういう面では自分はスキルにはあまり自信がなかったんですけど、明星デザインで学ぶのは、考えられたデザイン。ただかっこいいだけのデザインにはしない。スキルではなくて、考えることによって最適なデザインにする。そこが自分にはぴったり当てはまってしまった、という感じです。

やりたいことやり続けた4年間

そう気づいたのは2年生の頃で、とくにメディアデザインの授業では、「ヒトとコトとモノをつなぐ」ということを意識して課題に取り組むようになりました。一番印象に残っているのは、テレビ局の社員の方々とテレビの模擬番組を一緒につくる、という授業です。映像そのものは、個人でもソフトさえあればつくれますが、テレビ局で行われているようなプロの番組づくりを実際に間近で見て学ぶことができて、楽しかったです。

自分の場合、4年間、やりたいことをやり続けた、ということが良かった。やりたいことだったから、モチベーションを高く保つことができた。やりたいことをやる、というのは、楽な道に逃げる、ということではありません。そのためには身につけなければいけない力もたくさんあって、ひとつひとつ学習していくことが大事になってきます。そういう意味で、明星デザインでは、分析力や企画力、プレゼンテーション力まで、自分にとって必要だと思う力がすべて学べた。もし生まれ変わって、他の大学に行けるよと言われたとしても、また多分同じ、明星デザインで学ぶと思います。

新しいアニメーション表現を追求したい!

就職は、アニメーション制作会社に決まりました。10年くらい前、自分がアニメを好きになるきっかけとなったような、大好きなアニメを制作した会社です。そこは、新しいことにも意欲的に取り組んでいる会社なので、自分がこれまで培った力をどう生かせるか、とても楽しみです。配属になるのは制作進行という部署ですが、企画に加わったりもしたい、と思っています。

卒業研究では、アニメーションにおけるリアリティ、なかでも「動き」に着目して研究発表をしたので、そこをさらに追求していきたい、とも思っています。実写映画の長い歴史に比べれば、アニメーションというのは全然、未開拓なメディアだと感じていて、アニメならではの新しい表現がまだまだできるんじゃないかな、と考えています。すごい大きなことを言っちゃうと、後の映像作品に影響を与えるような表現を生み出したい。だから、入社したのはゴールではなくてスタートだな、と感じています。

top
&bnsp;